ハノイで引っ越しをする時に知っておきたいこと|部屋探しから退去まで実体験をもとに解説
🏠 ハノイで引っ越しをする時に知っておきたいこと
ハノイで生活していると、意外にも引っ越しをする機会がいくつかあります。契約やデポジット、退去手続きなど、日本とは異なる点もあるため、事前に流れを確認しておきましょう。
🏠 引っ越し
🏢 部屋探し
💰 デポジット
📋 賃貸契約
現地で生活していると、意外にも引っ越しをする機会がいくつかあります。
私もハノイで10年間生活し、これまで5回の引っ越しを経験してきました。
当地での引っ越しは日本とは異なる点も多く、契約やデポジット、退去手続きなどで戸惑うこともあります。
この記事では、実際の経験をもとに部屋探しから退去までの流れをご紹介します。
📖 目次
1. 引っ越しを考える主な理由
ハノイ生活をしていると、思っている以上に引っ越しを経験する方が多いように感じます。
自身も約10年のハノイ生活の中で5回の引っ越しをしてきました。
日本にいると、一度住んだら数年から十数年同じ場所に住み続ける方も多いかもしれません。
しかし、ハノイでは仕事や生活環境の変化に合わせて住まいを変える人も少なくありません。
むしろ、ハノイでは引っ越しをする方は多いかなと思っています。
ここでは、私の周りの日本人を見ていても特に多いと感じる引っ越しの理由をご紹介します。
💼 転職による住み替え
現地採用としてハノイで働いている日本人の方の場合、引っ越しのきっかけとして比較的多いのが転職です。
ハノイでは勤務先によって通勤時間が大きく変わったりすることがあります。
実際に転職を機に、より通勤しやすいエリアへ引っ越す方も少なくありません。
私の周りでも、転職をきっかけに住む場所を変えた方を多く見てきました。
通勤時間が短くなるだけでも、生活の満足度は大きく変わります。
一方で、駐在員の方の場合は赴任時に会社と一緒に住居を手配し、そのまま駐在期間を過ごすケースが多い印象です。
ただし、単身赴任から家族帯同になった場合や、長期間ハノイで生活する中で住環境を見直したいと考え、引っ越しをする方もいらっしゃいます。
🌿 生活環境を変えたい
周りの日本人の方を見ていると、最も多い引っ越しの理由は生活環境の見直しかもしれません。
ハノイにはさまざまな特徴を持つエリアがあり、実際に住んでみることで自分に合う街が見えてきます。
「もう少し静かな場所に住みたい」「休日を過ごしやすいエリアに住みたい」「スーパーや飲食店が近い方が便利」など、生活スタイルの変化に合わせて住み替えをする方は多いです。
自身も10年間のハノイ生活で5回引っ越しをしていますが、その多くは生活環境を見直した結果でした。
💰 家賃や住居費の見直し
家賃や住居費も引っ越しの大きな理由の一つです。
同じ予算でもエリアによって住環境が大きく異なります。
契約更新のタイミングで家賃の値上げが発生したり、逆にもっとよい条件の良い物件がみつかったりして住み替えるケースもあります。
実際にしばらく生活してみると、広さや設備、周辺環境など住み始めたときに重視していたポイントも変わってくるため、家賃だけではなく生活全体のバランスを考えて住み替える方も少なくありません。
👨👩👧👦 結婚や家族帯同
結婚や家族帯同も引っ越しのきっかけになります。
単身者向けの部屋から家族で生活できる広い部屋へ住み替えたり、学校や病院へのアクセスを重視してエリアを変更したりするケースもあります。
特に単身赴任でハノイに来た後、ご家族が合流するタイミングは住まいを見直す大きなきっかけになることが多いようです。
2. 日本人が住む代表的なエリア
ハノイで部屋探しを始める際、多くの方が最初に悩むのが「実際どこに住んだらいいの?」という点ではないでしょうか。
私自身もこれまでハノイで5回引っ越しをしてきましたが、住むエリアが変わるだけで通勤時間や休日の過ごし方、普段利用するお店などが大きく変わることを実感しています。
ここでは、私自身の経験や周りの日本人の話も踏まえながら、日本人が住むことの多い代表的なエリアをご紹介します。
🌿 タイホー(Tây Hồ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 西湖周辺に広がるエリアで、欧米人の方が多く居住しているエリアです。 |
| 日本人の多さ | ★★★☆☆ |
| 家賃相場 | 800~3,000USD程度 |
| 向いている人 | 駐在員の方・家族帯同・インターナショナルなサービスを重視する人 |
💡 私の印象
このエリアは日本人だけでなく欧米人も多く暮らしており、国際的な雰囲気を感じられるエリアです。
湖の周辺にはおしゃれなカフェやレストランも多く、休日に散歩や食事を楽しみたい方にも人気があります。
🏢 バーディン(Ba Đình)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 日本大使館や日本食レストランが多く集まるエリアで、日本人にとって馴染みのある地域の一つです。 |
| 日本人の多さ | ★★★★★ |
| 家賃相場 | 700~2,500USD程度 |
| 向いている人 | 現地採用・駐在員・日系企業勤務者・夜の娯楽を楽しみたい人 |
💡 私の印象
日本大使館や日系企業が多く、初めてハノイで生活する方でも安心感を持ちやすいエリアだと思います。
ホアンキエム方面やタイホーなどへのアクセスも良く、仕事と生活のバランスを取りやすい印象があります。
🏙 コウザイ(Cầu Giấy)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | IT企業やオフィスビルが多く、近年急速に発展しているエリアです。 |
| 日本人の多さ | ★★★★☆ |
| 家賃相場 | 500~1,500USD程度 |
| 向いている人 | 現地採用・駐在員・単身赴任・コストを抑えたい人 |
💡 私の印象
家賃と利便性のバランスが良く、初めてハノイで生活する方にも住みやすいエリアだと思います。
日系スーパーもあり、普段の買い物にも便利です。
大学が多いエリアでもあるため、活気のある街並みが特徴です。
🏗 トゥリエム(Từ Liêm)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 開発が進んでいるエリアで、高層マンションや新しい住宅街が多く建設されています。 |
| 日本人の多さ | ★★★☆☆ |
| 家賃相場 | 500~2,000USD程度 |
| 向いている人 | 現地採用・駐在員・単身赴任・コストを抑えたい人 |
💡 私の印象
北部の工業団地方面へ通勤する方にとって便利な立地です。
比較的新しいマンションも多く、部屋の広さや設備を重視する方には選択肢が豊富なエリアだと思います。
近年は大型開発が進み、新しい商業施設やオフィスビルも増えています。
日本人学校もあり、日系商業施設の開発も進められており、今後さらに注目されるエリアの一つではないでしょうか。
🏘 ハイバーチュン(Hai Bà Trưng)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 特徴 | 古くから住宅地として発展してきた地域です。ローカルな街並みと利便性のバランスが良く、ハノイらしい雰囲気を感じながら生活することができます。 |
| 日本人の多さ | ★★★☆☆ |
| 家賃相場 | 600~2,000USD程度 |
| 向いている人 | 現地採用・駐在員・単身赴任 |
💡 私の印象
旧市街のあるホアンキエム周辺へのアクセスが良く、ハノイらしい街の雰囲気を身近に感じられるエリアです。
買い物や外食にも便利で、休日も楽しみやすい立地だと思います。
バクニンやフンイエンなどに勤務される方は、こちらのエリアが比較的通勤しやすいかなと思います。
3. 部屋探しを始める前に決めておきたいこと
部屋探しを始めると、魅力的な物件がたくさん見つかります。
しかし、何も決めずに探し始めると結局どこが良いのかわからないという状態になりがちです。
私も何度か部屋探しを経験しましたが、まずは自分の引っ越しの際の優先順位を整理しておくことが大切だと感じています。
そもそもどのように物件探しを始めればいいのか、考えておきたいポイントをご紹介します。
🏢 会社の方に相談する
駐在員の場合は会社が住居を手配してくれることも多く、自分で物件を探さないケースもあります。
現地採用の方の場合でも、勤務先によっては提携している不動産会社を紹介してもらえることがあります。
初めてハノイで生活する方にとっては、まず会社の紹介を利用することで安心して部屋探しを進められるでしょう。
🔍 自分で不動産会社を探す
すでにハノイで生活している方や転職による引っ越しの場合は、自分で不動産会社へ相談するケースも多くあります。
自身も複数回の引っ越しを経験していますが、同じ不動産会社へ相談することもあれば、新しい不動産会社へ問い合わせることもありました。
不動産会社によって得意なエリアや取り扱い物件が異なるため、複数社へ相談してみるのも一つの方法です。
💰 家賃の予算を決める
ハノイでは同じエリアでも物件によって家賃が大きく異なります。
選ぶ住居が、サービスアパートなのか、コンドミニアムなのかによっても費用は変わります。
会社での契約の場合は予算を確認しておくこと、ご自身で契約される方は無理のない予算を決めておくことで、物件探しがスムーズになります。
🚗 通勤時間を確認する
会社までの距離よりも、移動時間が重要です。
地図上では近く見えても、朝夕の時間帯は渋滞によって想像以上に時間がかかることがあります。
特に毎日の通勤となると、片道15分違うだけでも生活の負担は大きく変わります。
勤務先との距離は事前に確認しておくことをおすすめします。
通勤車両がある場合は、そのルートも重要なので、ピックアップに来てくれるか確認してください。
📍 住みたいエリアを決める
タイホー、バーディン、コウザイ、トゥリエム、ハイバーチュンなど、ハノイにはそれぞれ特徴の異なるエリアがあります。
日本人が多いエリアを選ぶのか、通勤を重視するのか、静かな環境を重視するのかによって選ぶ場所も変わってきます。
まずは自分がどのような生活を送りたいのかを考えてみると良いでしょう。
🛋 間取りや設備の希望を整理する
単身者であれば1ベッドルーム、家族であれば2〜3ベッドルームを選ぶ方が一般的です。
- 掃除洗濯付き
- ジム付き
- プール付き
- バスタブ付き
- 日本のテレビ視聴可能
など、物件によって設備も異なります。
すべての条件を満たす物件は少ないため、自分にとって譲れない条件を前もって決めておくことが大切です。
ハノイでは家具・家電付きの物件が一般的ですので、日本から多くの家具を持ち込む必要はありません。
ただし、物件によって設備や品質に差があるため、内見時にはしっかり確認しておくことをおすすめします。
また契約時に追加設備の交渉もできるので、忘れずに不動産屋さんにお願いしましょう。
4. 内見時に確認したいポイント
条件に合いそうな物件が見つかったら、実際に内見を行います。
ハノイでは写真と実際の部屋の印象が異なることも珍しくありません。
私自身も「写真では良かったのに実際に見たら違った」という経験を何度もしています。
そのため、可能な限り実際に部屋を見てから契約することをおすすめします。
🚿 水回りを確認する
まず確認したいのが浴室やトイレなどの水回りです。
- シャワーの水圧は十分か
- お湯は問題なく出るか
- 排水はスムーズか
- 水漏れの跡はないか
- カビや臭いはないか
特に古い物件では排水トラブルが発生することもあります。
❄ エアコンや家電を確認する
ハノイでは夏場の気温が高いため、エアコンは非常に重要です。
- エアコンは正常に動くか
- 異音はないか
- 冷え具合は十分か
- 冷蔵庫や洗濯機は問題なく動作するか
家具家電付き物件の場合は、できるだけ実際に電源を入れて確認しておくと安心です。
🌞 日当たりと騒音を確認する
意外と見落としやすいのが日当たりと騒音です。
ハノイでは建物同士の距離が近い場所も多く、部屋によってはほとんど日が入らないこともあります。
また、大通り沿いや飲食店の近くでは夜間の騒音が気になるケースもあります。
可能であれば昼と夜の両方を確認できると理想的です。
💡 私が必ず確認すること
内見時に必ずスマートフォンの電波状況とインターネット環境を確認しています。
最近は在宅勤務やオンライン会議も増えているため、通信環境は非常に重要なポイントだと思います。
5. 賃貸契約で注意したいポイント
気に入った部屋が見つかったら契約に進みます。
しかし、日本とベトナムでは契約内容や商習慣が異なる部分もあります。
契約前にしっかり内容を確認しておきましょう。
📄 契約期間を確認する
ハノイでは1年契約が一般的です。
ただし、6か月契約や2年契約など物件によって異なる場合もあります。
途中解約時の条件についても確認しておくことが重要です。
💰 家賃以外の費用を確認する
家賃だけで判断してしまうと、思ったより費用がかかることがあります。
- 管理費
- インターネット代
- 電気代
- 水道代
- 駐車場代
- 清掃費
これらが家賃に含まれているのか、別途必要なのかを確認しましょう。
🔧 修理対応の範囲を確認する
設備故障が発生した場合、誰が費用を負担するのかも重要です。
オーナー負担なのか、入居者負担なのかを契約前に確認しておきましょう。
また、故障時の連絡先も事前に確認しておくと安心です。
⚠ 契約書は必ず保管
契約書は退去時のトラブル防止にも役立ちます。
紙だけでなくPDFなどのデータでも保管しておくことをおすすめします。
6. デポジット(保証金)の仕組み
ハノイで部屋を借りる際、多くの物件でデポジット(保証金)が必要になります。
日本でいう敷金に近いイメージですが、運用方法は物件によって異なります。
💰 一般的なデポジット相場
| 家賃 | デポジット |
|---|---|
| 500USD | 500〜1,000USD |
| 1,000USD | 1,000〜2,000USD |
| 2,000USD | 2,000〜4,000USD |
一般的には家賃1〜2か月分程度が目安です。
🔄 退去時に返金される
原則として問題がなければ退去時に返金されます。
ただし、設備破損や契約違反がある場合は差し引かれるケースもあります。
⚠ 最もトラブルになりやすい部分
私の経験上、退去時のデポジット返金は最もトラブルになりやすいポイントです。
入居時の写真を残しておくこと、契約内容を明確にしておくことが非常に重要です。
また、退去予定が決まった段階で早めにオーナーや不動産会社へ連絡しておくことをおすすめします。
7. 入居時にやっておきたいこと
無事に契約が終わり鍵を受け取ったら、まずは部屋の状態を確認しましょう。
ハノイでは退去時に設備の破損や汚損について確認されることがあります。
そのため、入居時点で気になる箇所があれば写真や動画で記録を残しておくことをおすすめします。
📸 入居日に撮影しておきたい場所
- 壁や床の傷
- 家具の状態
- エアコン
- 冷蔵庫・洗濯機
- 浴室・トイレ
- キッチン設備
- メーター類
写真を残しておくだけで、退去時のトラブルを防げることがあります。
💡 LINEやZaloで共有しておく
気になる箇所は写真付きで不動産会社やオーナーへ共有しておくと安心です。
後から「最初からあった傷だった」という証拠になります。
8. 引っ越し業者は利用するべき?
単身者で荷物が少ない場合は、自分でトラックやGrabを利用して引っ越しをする方もいます。
一方で、家具や家電が増えてくると業者を利用した方が安全です。
🚚 業者利用がおすすめなケース
- 家族帯同
- 大型家具がある
- 冷蔵庫や洗濯機がある
- 高層マンション間の移動
- 距離が遠い
私自身も単身時代は友人と引っ越したことがありますが、家具が増えてからは業者を利用するようになりました。
時間や体力を考えると、業者利用のメリットは大きいと感じています。
📱 Lalamoveを利用してみました!
もっとも最近の引っ越しの際にはこちらのLalamoveという配送会社を使って引っ越しをしてみました。
Lalamoveはベトナムで広く利用されている配送サービスで、トラックやバンを手配することができます。
短時間の利用や、車やトラックのサイズを自分で選べるので、梱包などを自分でやり切れれば、引っ越し業者を利用するよりも費用をかなり抑えられるとおもいます
こちらを利用した引っ越し費用は、たった500,000VNDだけで、携帯のアプリから簡単に予約できて便利でした。
荷物の運搬も追加料金で可能でしたので、ドアtoドアで私は利用をしました。
※別途段ボールと台車を自分で購入したので700,000VNDほどかかっておりますが、トータル1,2000,000VNDと格安でした。
9. 引っ越し当日の流れ
引っ越し当日は思っている以上に慌ただしくなります。
事前に流れを把握しておくことでスムーズに進めることができます。
📦 当日の流れ
- 荷物の最終梱包
- 設備確認
- 管理人へ連絡
- 荷物搬出
- 新居へ移動
- 荷物搬入
- 家具配置
- ライフライン確認
特にマンションの場合はエレベーター使用予約が必要なケースもあります。
事前に管理会社へ確認しておくと安心です。
10. 退去時に起こりやすいトラブル
ハノイで賃貸生活をする中で、最もトラブルになりやすいのが退去時です。
特にデポジット返金に関する認識の違いには注意が必要です。
⚠ よくあるトラブル
- デポジット返金額の認識違い
- クリーニング費用請求
- 設備故障の責任範囲
- 契約期間途中解約
- 光熱費精算
契約書と入居時の写真があるだけで、多くのトラブルを防ぐことができます。
退去予定が決まった段階で早めにオーナーや不動産会社へ連絡しておくことも大切です。
11. 私がハノイで5回引っ越して感じたこと
ハノイ生活10年の中で、私は5回引っ越しを経験しました。
振り返ってみると、最初の頃は家賃ばかりを重視して部屋を選んでいました。
しかし実際に生活してみると重要なのは家賃だけではありません。
通勤時間、スーパーへのアクセス、日本食レストラン、病院、休日の過ごしやすさなど、多くの要素が生活満足度に影響します。
また、住むエリアによって付き合う人や行動範囲も変わります。
そのため、初めてハノイで部屋を探す方には、少し家賃が高くても生活しやすいエリアを選ぶことをおすすめしています。
💡 個人的な考え
「職場に近い」「スーパーが近い」「病院が近い」という条件だけでも生活の快適さが大きく変わります。
特に長く住む予定がある方ほど、家賃だけで判断しないことをおすすめします。
12. まとめ
引っ越しは、日本とは異なる契約や商習慣もありますが、事前にポイントを押さえておけば大きなトラブルは避けることができます。
特に契約内容やデポジット、退去条件については事前確認が重要です。
また、住むエリアによって生活の快適さは大きく変わります。
部屋の広さや家賃だけでなく、通勤や買い物、病院なども含めて総合的に判断することをおすすめします。
この記事が、これからハノイで引っ越しを検討している方の参考になれば幸いです。